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【高次脳機能障害】注意障害の仕組みと自費訪問リハビリでできること

高次脳機能障害の注意障害とは?自費訪問リハビリで改善を目指す方へ

脳卒中(脳梗塞・脳出血)や交通事故による外傷性脳損傷、低酸素脳症など、脳へのダメージによって引き起こされる後遺症の一つに、「注意障害」があります。
注意障害は、高次脳機能障害の中でも特に頻度が高く、日常生活や社会復帰に大きな支障をきたす症状です。
しかし、外見からはわかりにくいため、「怠けている」「やる気がない」と誤解されることも少なくありません。
この記事では、注意障害の仕組みと症状、そして自費訪問リハビリによる具体的なアプローチについて、詳しくご説明します。

注意障害の神経学的メカニズム

「注意」とは、脳が情報を選択・維持・切り替えながら処理する高次の認知機能です。
この機能は、前頭葉・頭頂葉・帯状回・脳幹網様体賦活系など、複数の脳領域が連携して担っています。
脳損傷によってこれらのネットワークが障害されると、情報を適切に処理する機能が低下し、注意障害として現れます。

注意機能は、代表的な分類として、持続性〜分配性の4つに分けられています。

①持続性注意(Sustained Attention)

一定時間、特定の刺激に集中し続ける能力です。
障害されると、テレビを最後まで見られない、読書中に内容が入ってこない、作業を始めてもすぐに手が止まるといった症状が現れます。

②選択性注意(Selective Attention)

周囲の無関係な刺激を無視しながら、必要な情報だけに集中する能力です。
障害されると、騒がしい場所での会話が極端に難しくなる、テレビをつけたままでは会話できないなどの症状が出ます。

③転換性注意(Alternating Attention)

複数のタスク間で、柔軟に注意を切り替える能力です。
料理中に電話に出て、再び料理に戻るといった日常的な動作が難しくなります。

④分配性注意(Divided Attention)

複数の課題に同時に注意を向ける能力です。
「歩きながら話す」「運転しながらナビを確認する」といった行動が困難になります。

注意障害が日常生活に与える影響

注意障害は、単に「集中できない」という問題ではありません。
生活全体の質(QOL)を根底から揺るがす、深刻な機能障害です。

たとえば、

  • 調理中に火をつけたまま別の部屋に行ってしまう
  • 財布や鍵をどこに置いたかわからなくなる
  • 会話の途中で何を話していたか忘れる
  • 仕事中にミスが増えて職場復帰が困難になる

といったケースが見られます。
ご家族にとっても、常に目が離せない状態が続くことで介護負担が増大します。
注意障害に対して適切なリハビリを行うことは、本人の自立を促すとともに、家族全体の生活を守ることにもつながります。

なぜ病院・施設のリハビリだけでは不十分なのか

急性期・回復期病院でのリハビリは、機能回復の重要な基盤を作ります。
しかし、退院後の生活期においては、リハビリの頻度・時間・内容が大幅に制限されるのが現状です。
介護保険の訪問リハビリは、週に数回・1回あたり20〜40分程度が一般的であり、注意障害のような生活に密着した複雑な認知機能の改善には十分でないケースが多くあります。

また、病院や施設での訓練室は「静かで整った環境」であるため、実際の自宅環境・生活場面でのリハビリとはギャップが生じます。
注意障害のリハビリで最も重要なのは、「実際の生活の中で、実際の課題を使った練習」です。
自費訪問リハビリは、この点において圧倒的な強みを持っています。

自費訪問リハビリにおける注意障害へのアプローチ

自費訪問リハビリでは、ご自宅という実際の生活環境の中で、経験豊富な理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が個別に対応します。
以下に、注意障害に対する代表的なリハビリアプローチをご紹介します。

①環境調整と外的補助手段の活用

注意障害の方が生活しやすい環境を整えることが、リハビリの第一歩です。
情報量を減らし、視覚的な混乱を防ぐために、生活動線を整理し、必要なものだけを目に入る場所に置くよう工夫します。
また、スケジュール帳・タイマー・スマートフォンのアラームなどの補助ツールを生活に組み込む練習を行います。
これらは「代償手段」と呼ばれ、機能の回復を待ちながら生活を安定させるために非常に有効です。

②課題指向型トレーニング(Task-Oriented Approach)

実際の日常生活課題(調理・買い物・洗濯など)を使ったトレーニングを行います。
たとえば、簡単な調理手順を段階的に練習することで、持続性注意・転換性注意を同時に鍛えることができます。
セラピストが横につきながら、どこで注意が切れるか・どの場面で混乱するかを細かく観察し、その場でフィードバックを行います。
この「生きたリハビリ」こそ、自費訪問リハビリの真骨頂です。

③認知リハビリテーション(紙課題・デジタルツール)

標準注意検査(CAT)などの神経心理学的評価をもとに、個人の注意機能プロフィールを把握した上で、抹消課題・追跡課題・二重課題などの認知トレーニングを行います。
近年では、タブレットを使ったコンピュータ支援認知リハビリも取り入れており、難易度の調整が容易なため、個々の状態に合わせたきめ細かいアプローチが可能です。

④自己認識(アウェアネス)トレーニング

注意障害を持つ方の多くは、自分の障害を正確に認識できていない「病識低下(アノソグノシア)」を伴います。
セラピストは、ビデオフィードバックや口頭での振り返りを用いながら、本人が自分の状態を客観的に理解できるよう働きかけます。
自己認識が高まることで、代償手段の使用が促進され、リハビリの効果が大きく向上します。

⑤ご家族・介護者へのコーチング

自費訪問リハビリでは、ご家族への指導・教育も重要な役割を担います。
注意障害のある方への効果的な声かけの仕方、過剰な介助を避けるためのポイント、危険を予防するための環境整備など、日常生活全体を支えるためのコーチングを行います。
ご家族が正しい知識と対応方法を持つことで、リハビリの効果はセッション時間を超えて生活全体に広がります。

 

リハビリの頻度と期間の目安

注意障害のリハビリは、脳の可塑性(ニューロプラスティシティ)を活用した継続的な取り組みが必要です。
脳は適切な刺激を繰り返し与えることで、損傷した回路を補う新たなネットワークを形成します。
この神経可塑性の観点から、ひとつの目安としてリハビリは週2〜3回・最低3〜6ヶ月の継続が推奨されます。

ただし、個人差は非常に大きいため、定期的な再評価をしながら目標と内容を柔軟に更新していくことが重要です。
自費訪問リハビリでは、保険制度の制約を受けないため、本人・家族のニーズに合わせた完全オーダーメイドのプログラムを提供できます。

こんな方に自費訪問リハビリをおすすめします

・脳卒中・外傷性脳損傷の後遺症として注意障害と診断された方
・退院後、集中力の低下・ミスの増加・物忘れが気になる方
・介護保険のリハビリだけでは物足りないと感じているご家族
・仕事や家事への復帰を目指しているが、認知機能の問題が壁になっている方
・専門的な評価と個別対応のリハビリを求めている方

注意障害は、適切なリハビリによって改善が期待できる症状です。
「もう治らない」と諦める前に、ぜひ専門家にご相談ください。

まずは無料相談からはじめてみませんか

当事業所では、高次脳機能障害・注意障害に特化した自費訪問リハビリを提供しています。
初回は無料相談・訪問評価を実施しておりますので、「自分(家族)に合うかどうかわからない」という方もお気軽にお問い合わせください。
経験豊富なセラピストが、現在の状態を丁寧に評価し、最適なプログラムをご提案します。

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