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中殿筋が弱ると歩けなくなる?|自宅でできる改善方法と訪問リハビリ

中殿筋を鍛えるべき本当の理由

股関節の痛みや歩きにくさを感じている方の多くは、医療機関で「お尻の筋肉(中殿筋)を鍛えましょう」と指導される場面が非常に多くあります。
しかし実際には、中殿筋が弱くなる“根本原因”や、どのように鍛えるべきかまで深く理解されていないケースが少なくありません。
その結果、自己流でトレーニングを続けても効果が出ず、「やっぱり歳のせいか…」と諦めてしまう方が多いのです。

本記事では、訪問リハビリの現場で多くの改善事例を持つセラピストの視点から、

中殿筋の本質的な役割と、正しいトレーニング方法を解説します。

中殿筋とは何か

中殿筋は骨盤の外側に位置し、股関節を外へ開く「外転」の動きを担う筋肉です。
しかし本質はそこではなく、立っている時に骨盤が傾かないように支える【姿勢保持筋】として働くことにあります。

中殿筋が弱くなると、以下のようなサインが出現します。

  • 片脚立ちがぐらつく
  • 歩行時に体が左右に大きく揺れる
  • 長く歩くと股関節や膝に痛みが出る
  • 階段でふらつく
  • 立ち上がり動作が不安定になる

これらはすべて、中殿筋の機能低下によって骨盤が安定しなくなることが根本原因です。

なぜ中殿筋が弱くなるのか

中殿筋が衰える背景には、加齢だけではなく、以下の要因が深く関わります。

座り姿勢の生活が中心になっている

長時間の座位は、骨盤の安定性を保つ筋肉を使わず、結果として殿筋群が急速に弱まりやすくなります。

股関節の可動域が狭くなる

股関節が硬くなると、中殿筋本来の動きが阻害され「使わない筋肉」になります。
特に股関節内旋制限(内側に回りにくい状態)は中殿筋の低下と強い相関があります。

歩幅が狭い歩行習慣

小股で歩くと中殿筋がほとんど働かず、加齢と共に更に使えなくなります。
訪問リハビリでも、歩幅を広げる歩行練習やステップ練習などで

中殿筋へ刺激を入れて改善するケースは非常に多くあります。

骨盤の傾き・反り腰・猫背

姿勢の乱れは中殿筋の出力を著しく低下させる要因です。
特に高齢者では、これが転倒リスクの上昇に直結します。

中殿筋が弱ると何が起きるのか

中殿筋の機能低下は、股関節だけでなく全身の痛みや動作不良に波及します。

歩行時のふらつきが増える

中殿筋が骨盤を支えられず、左右に大きく揺れる歩行になります。
この状態では筋肉に無駄な負荷がかかり、痛みが出やすくなります。

股関節・膝・腰に過剰な負担がかかる

中殿筋の弱化は、変形性股関節症変形性膝関節症とも深く関連しています。
身体の中心である骨盤が不安定なため、他の関節にしわ寄せが起きるためです。

転倒リスクが大幅に上昇

片脚立ちの不安定は、転倒を最もよく予測する指標のひとつです。
転倒が骨折につながる高齢者では、極めて重要なポイントになります。

正しい中殿筋トレーニングとは

中殿筋は単純な「横に脚を上げる運動」だけでは強くなりません。
本当に鍛えるべきなのは、骨盤を安定させながら脚を動かす【協調運動】です。

1. サイドレッグレイズ(骨盤安定型)

  • 横向きになり、骨盤をまっすぐに保つ
  • ゆっくり脚を10〜15回上げる
  • 腰が後ろに倒れないよう注意

※ よくある失敗
脚を高く上げるために骨盤が回ってしまい、中殿筋ではなく太ももの外側ばかり使ってしまう。

2. 立位でのヒップアブダクション

  • 立って壁に片手を添える
  • 骨盤をぶれさせずに脚を横へ
  • 姿勢を崩さないことが最重要

3. 歩幅を広げる練習

中殿筋は、歩行時の「立脚期(体重が乗る瞬間)」で最も働きます。
歩幅を広げる=立脚期に大きな負荷が入るため、最も自然で持続可能なトレーニングです。

※私たちはこのトレーニングを比較的よく使います。

4. 片脚立ち保持(難易度高)

  • 片脚で10秒キープ
  • 骨盤が横に傾かないように
  • ふらつく場合は壁や椅子を使用

※ 転倒リスクのある方は必ずサポート付きで行うようにしてください。

訪問リハビリでできる専門的アプローチ

中殿筋トレーニングは、自己流では正しいフォームになりにくく、逆に股関節外側痛(大転子周囲の痛み)を悪化させるケースもあります。

訪問リハビリでは、以下のような専門的介入が可能です。

  • 股関節の可動域改善(内旋・外旋の調整)
  • 骨盤のアライメント調整
  • 歩行分析による問題点の特定
  • 正しい負荷での筋力トレーニング
  • 痛みが出ない運動の選定
  • 日常生活の動き(立ち上がり・階段)の改善

特に、中殿筋はトレーニングをきちんと行うことで効果が変わる筋肉です。
理学療法士や作業療法士がリハビリ中にフォームを確認しながら行うことで
より効果的に結果が出ます。

中殿筋は股関節の要であり、歩行・姿勢・転倒予防の中心にある重要な筋肉です。
適切なリハビリを行うことで、痛みの軽減だけでなく、生活全体の安定性が大きく向上します。

ご自身だけでは難しい部分も多いため、専門家のサポートを受けながら取り組むことをおすすめいたします。

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