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雨の日に「傷口がうずく」ことはありませんか。

雨が降ると、なんとなく体調が優れない、頭が痛い、古傷がうずく…。
そんな経験をされたことはありませんか。

「雨だから傷口がうずくんです」とか、「今日は頭が痛いなと思ったら、やっぱり低気圧が近づいているみたい」というように、天気によって体調が変化する方は実は少なくありません。
この現象は「気象病」と呼ばれ、決して「気のせい」ではないのです。

気象病ってなに。どうして起こるの。

雨が降るということは、低気圧が近づいているということです。
実は、この「気圧の変化」が体調に大きく影響していると考えられています。

例えば、飛行機の離着陸や高い山に登ったときに耳が「ツーン」としたり、体が重く感じたりしたことはありませんか。
これらは気圧の変化によって起こる、体への自然な反応です。

低気圧が近づくときは、耳の奥(内耳)がその変化を敏感にキャッチします。
すると、めまいやだるさ、頭痛が起きたり、古い傷が痛んだりすることがあります。

実際に行われた「気圧と痛み」に関する研究

ある実験では、慢性的な痛みを抱える患者さんを対象に、人工的に気圧を変動させる環境を用いてテストが行われました。
その結果、気圧が下がり始めた瞬間から痛みが強くなり、ピークに達することが確認されています。

つまり、気象病による痛みは「気のせい」ではなく、体が気圧の変化に反応して生じているということが、科学的に示されたのです。

気象病の症状を和らげるためにできること

気象病の症状は、内耳の血流が悪くなると起こりやすいと言われています。
そこで、耳を優しくケアして血行を促すことで、症状の軽減が期待できます。

以下のマッサージをぜひ試してみてください。
1日3回、痛くない範囲で行うのがおすすめです。

  1. 耳を上下左右に5秒ずつ軽く引っ張る。
  2. 耳の横をつまみ、軽く引っ張りながら後ろに向かって5回まわす。
  3. 耳の下を親指と人差し指で挟み、上下に折り曲げて5秒キープする。
  4. 耳全体を手で覆い、後ろに向かってゆっくり5回まわす。

これらのマッサージは、耳まわりの血流を促し、気象病の予防や軽減に役立つとされています。

雨の日も快適に過ごすために

「雨が降ると体がだるい」「天気のせいで頭が痛い」と感じることがあれば、それは気象病かもしれません。
自分の体の声に耳を傾けて、日頃からケアを取り入れることで、少しでも快適に過ごせるようにしてみてください。

お困りのことがあれば、ぜひ私たちにご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでもお役に立てれば幸いです。

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