エポック自費訪問リハビリはおかげさまで14周年!
お知らせ

糖尿病の検査を徹底解説|血糖値・HbA1c・OGTTの違いと基準値

糖尿病の診断になぜ検査が必要か

糖尿病は初期段階ではほとんど自覚症状がない病気です。
「喉が渇く」「尿の回数が多い」「体重が減る」などの典型的な症状が出るのは、血糖値がかなり高くなってからのこと。
多くの方は、症状が出る前の無症状の段階でじわじわと進行していきます

糖尿病リハビリ完全ガイド|症状・合併症・運動療法まで徹底解説

特に高齢者では、疲れやすさ・倦怠感・夜間頻尿などを「年齢のせい」と考えてしまい、糖尿病の兆候を見過ごすことが少なくありません。
そのため健康診断や定期的な血液検査での数値確認が唯一の発見手段となります。

糖尿病が恐ろしいのは、血糖値が高い状態そのものよりも、合併症が静かに進行することです。
高血糖が長く続くことで血管や神経が少しずつ傷つき、網膜症による視力障害や腎症による透析、神経障害によるしびれや潰瘍などにつながります。
しかもこれらは「自覚した時にはすでに進行している」ケースが多く、取り返しがつかないこともあります。

だからこそ、糖尿病の診断では検査数値の確認が絶対的に必要なのです。
血糖値やHbA1cなどの数値は、医師や患者さんにとって「生活習慣の現状」と「合併症リスクの未来予測」を示す大切な指標です。

特に高齢者の場合、以下の理由で検査の重要性がさらに増します。

  • 症状が他の病気と紛らわしい:疲れ・ふらつき・視力低下は加齢や高血圧でも見られるため、糖尿病と気づきにくい。

  • 合併症が出やすい:高齢になるほど血管や腎臓の予備能力が低下し、合併症が早期に進行しやすい。

  • 生活習慣が固定化されやすい:長年の食習慣や運動不足が背景にあるため、気づいた時点で進行していることが多い。

つまり、糖尿病は「自覚症状がないから大丈夫」ではなく、検査でしか発見できない病気といえます。
そして血液検査の中で特に重要とされるのが「血糖値」「HbA1c」という2つの指標です。
これらは糖尿病のリスクや進行度を判断するための中心的な検査であり、日常診療から健診まで幅広く用いられています。

ここからは、代表的な検査である空腹時血糖値・随時血糖値・経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)・HbA1cについて、それぞれの特徴や基準値を詳しく解説していきます。

空腹時血糖値とは

10時間以上絶食した状態で測定される血糖値です。
最も基礎的な血糖コントロールの状態を表すため、診断に広く用いられます。

  • 正常値:110mg/dL未満

  • 境界型:110〜125mg/dL

  • 糖尿病型:126mg/dL以上

空腹時血糖が高いと、常に血糖が高めの状態であることを意味します。

随時血糖値とOGTT

随時血糖値は食事時間に関係なく測定する血糖値です。
200mg/dL以上であれば糖尿病が強く疑われます。

さらに詳しい評価には**経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)**が用いられます。
75gのブドウ糖を溶かした水を飲み、その後の血糖値を測定します。

  • 2時間後が140mg/dL未満 → 正常

  • 140〜199mg/dL → 境界型(糖尿病予備群)

  • 200mg/dL以上 → 糖尿病型

この検査により、インスリンが正常に働いているかがわかります。

HbA1c(ヘモグロビンA1c)の意味

HbA1cは、赤血球のヘモグロビンにブドウ糖がどの程度結合しているかを示す数値です。
赤血球の寿命は約120日あるため、HbA1cは過去1〜2か月間の血糖状態を反映します。

  • 正常値:4.6〜6.2%

  • 望ましい範囲:5.5%未満

  • 糖尿病の目安:6.0%以上

血糖値は食事や運動で変動しますが、HbA1cはその影響を受けにくく、長期的なコントロール指標として欠かせません。

糖尿病の診断基準(日本糖尿病学会)

  • 空腹時血糖値:126mg/dL以上

  • 75g OGTT 2時間値:200mg/dL以上

  • 随時血糖値:200mg/dL以上

  • HbA1c:6.5%以上

このいずれかを2回以上確認することで糖尿病と診断されます。

検査でわかることと生活への影響

検査値は単なる数字ではなく、合併症リスクの予測指標です。
血糖が高い状態が続けば、神経障害・網膜症・腎症といった合併症が進行します。

そのため検査を受けたら「ただ結果を確認して終わり」ではなく、生活習慣や運動の見直しにつなげることが重要です。

訪問リハビリでのサポート

糖尿病患者さんの多くは運動不足が課題となっています。
エポック自費訪問リハビリでは以下のようなサポートを行っています。

  • 血糖コントロールを意識した運動プログラム

  • 筋肉量維持によるインスリン感受性の改善

  • 合併症リスクに配慮した安全な運動指導

  • ご家族への生活アドバイス

検査で数値が気になる方は、早めに専門家のサポートを受けることが大切です。

まとめ

糖尿病の検査には血糖値・HbA1c・OGTTなどがあり、それぞれの数値には明確な基準があります。
これらを正しく理解することで、自分の体の状態を把握し、早期に対策を講じることができます。

エポック自費訪問リハビリでは、検査結果を踏まえた運動療法や生活支援を提供しています。
気になる方はお気軽にご相談ください。

 

関連記事

TOP