リハビリ

【エポックリハビリコラム】鎖骨骨折に対するリハビリとは?

子供から高齢者まで比較的幅広い年齢層でみられる骨折が、

鎖骨骨折です。

全骨折の中の10%を占める意外に多い骨折です。

交通事故やスポーツによる物理的ストレスによるものが多くみられます。

特にラグビーなど接触の激しいスポーツで発生頻度は高くなります。

私の友人はスノーボードで人とぶつかり、受傷しているので、誰でも受傷する可能性はあります。

鎖骨は肩関節の運動と非常に関係性の深い骨です。

適切に経過をたどらないと肩関節の可動域の制限が生じる可能性が高く、リハビリの腕の見せ所です。

鎖骨骨折の分類

(日本骨折治療学会HPより引用)

Allman分類

外側端部・骨幹部・内側端部に分けられます。

骨幹部骨折(グループⅠ)が全体の85%を占めています。

Robinson分類

近位端(1)・骨幹部(2)・遠位端(3)

転位が少ないもの(A)(転移なし・角状変形)

転移が大きいもの(B)(単純・小骨片・大骨片・粉砕)

鎖骨骨折の治療

保存療法と手術療法の選択肢があります。

手術療法は主にプレート固定と髄内釘固定法にわかれます。

プレート固定のメリットは、固定が強固で早期可動域訓練が可能である点です。

髄内釘固定法は、高齢者では回旋固定性が低いため、運動療法の開始には注意が必要となります。

Robinson分類タイプ2Bについては積極的なプレート固定が適応とされています。

鎖骨の平均的な骨癒合の期間は4週間です。

鎖骨骨折を診るなら知っておきたい胸鎖関節

胸鎖関節は、上肢と体幹をつなぐ唯一の関節です。

鎖骨の内側端は胸骨柄と第1肋骨に付いていますが、

僧帽筋の上部線維と三角筋前部線維や大胸筋鎖骨部繊維、烏口鎖骨靭帯などにより

肩甲骨と連結されることで安定性を得ています。

また、鎖骨は肩関節と連動して挙上・回旋を行い、肩関節運動をサポートします。

鎖骨は肩関節外転90度あたりで肩甲骨と一体化します。

肩関節外転約30°から鎖骨外側端が挙上しはじめ、外転90°から回旋が始まります。

肩甲骨に合わせおおよそ挙上30~40°と約45度°の回旋運動が伴います。

鎖骨骨折のリハビリ時の注意点。

肩の運動は90°以上で鎖骨の動きが大きくなるため、90°の範囲内で可動域練習を開始します。

stoopinng ex.(振り子運動)などで拘縮予防を図っていきます。

肩甲骨を固定した状態で、肩甲上腕関節にアプローチすることがポイントです。

特に前方支持組織に対してはリスクも低いため、

下垂位での外旋運動で積極的にストレッチを行っていくとよいでしょう。

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