リハビリ

認知症を引き起こすアルツハイマー病の病態と治療薬

高齢になると認知機能の低下は避けることはできません。

加齢に影響での年相応の認知機能の低下であれば、まだ良いのですが

特定の疾患による病的な認知機能の低下はやはり困りますよね。

認知機能の低下を引き起こす疾患は様々ですが、日本で最も多いとされているのが

アルツハイマー病を原因とした「アルツハイマー型認知症」です。

というわけで、今回はアルツハイマー型認知症についてお話します。

アルツハイマー病は神経変性疾患の1つで

記憶をつかさどる大脳辺縁系の海馬や認知機能を司る大脳新皮質の神経細胞が変性・脱落することで記憶障害や見当識障害を引き起こします。

どんどん進行していきますが、進行の順番がある程度きまっているため、進行によっての変化がほとんどの患者様で似ているのが特徴です。

原因は不明ですが、年齢が発症リスクとなっています。

アルツハイマー病の脳病変の特徴 海馬の萎縮・老人班・神経原繊維変化

アルツハイマー病の脳病変の特徴として海馬の萎縮が最も顕著にみられます。

海馬は大脳辺縁系に属していて、記憶の形成に関わっているため記憶障害が起こってきます。

病変部位を調べてみると正常な脳には見られない塊(老人班)、死んだ神経細胞の中に変わった構造物(神経原繊維変化)が見つかります。

この老人班はアミロイド(タンパク質の1種)の塊であるということがわかっています。

また神経原繊維変化は神経細胞の骨組みである神経原繊維がごちゃごちゃになってしまうのですが、これは病気の原因ではなく、結果だと言われています。

アルツハイマー病では一番最初にアミロイドの蓄積と老人班の形成が起こるため

はっきりと解明はされていませんが、アミロイドの蓄積がきっかけになっているという「アミロイド仮説」というものが有力とされています。

アルツハイマー病は早期発見 早期治療で進行を遅らせることができる

アルツハイマー型認知症は早期に発見し、治療を開始すれば進行を遅らせることができます。

現在、処方されている薬のほとんどが早期の使用で効果が認められていますが、

逆に病気が進行してしまった状態から治療をはじめてもほとんど効果がないとされています。

現在、2021年12月の段階で承認が見送られてしまった新薬「アデュカヌマブ」も

アミロイド仮説に基づいて、アミロイドの除去に効果を発揮する薬ですので、神経細胞が死滅する前に使用する必要があります。

アルツハイマー病型認知症は数十年かけて、ゆっくりと進行していくため、早期発見は非常に難しいのですが、

少しでもおかしいなと思ったら、すぐに受診をしてみましょう。

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